木を撮る(4)

広い風景をバックに撮る

広い風景の一部として木を撮る時、主題を明確に木に置く事がポイントとなる。漫然と撮ると木は風景に埋もれてしまう。それにはやはり木を画面いっぱいに入れることである。主題は木であることを忘れずに風景はほんの一部でもよい。でも木が置かれた環境を説明するためにおろそかには出来ない。

残雪の八ヶ岳の遠望できる桜咲く4月下旬の日野原高原、山も桜も両方撮りたい。ここは思い切って広角で桜の並木を画面一杯に入れた。当然八ヶ岳は小さくなるがそれでも存在感はむしろ強調されて遠近感とスケールの大きさを出せたと思う。
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次の例は見沼の畑、代用水路脇のエノキが黄色く黄葉した11月、遠くの桜並木も赤く紅葉している。主題は勿論エノキである。広角で十分に大きく入れ、かつ低アングルで樹形を空に浮き上がらせた。遠景の風車や桜並木は画面下部にやっと入るだけである。秋らしく適当に薄雲のある空にも助けられてエノキを主題としながらもスケールの大きな風景になった。
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次の例は早春の公園のシダレヤナギ、花芽を出し始めたしだれ枝とヤナギの並木とを同時に撮ろうという欲張った試みである。ここでは枝を画面一杯にいれ、ヤナギ並木の全体像を小さく画面下部に入れた。ここでも広角レンズがものを言った。焦点深度が深い特性で近くの枝や花芽にピントを合わせたのだが遠方のヤナギまで十分描写してくれた。ヤナギに風と言うが風で揺れるヤナギの枝はカメラ泣かせである。出来るだけ高速シャッターを切ることも必要である。
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梅園では花をアップで狙う人が多い。ここでは枝振りを主眼に梅園全体の雰囲気を出したかったのでこんな構図になった。梅の下には沢山の梅見客が居たのだがうまくカットすることが出来た。
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by namiheiki | 2008-12-15 21:46 | デジカメ談義
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