木を撮る(6)

変わった撮り方

長々と談義を続けて退屈された向きも多いと思う。この辺で「木を撮る」シリーズを終りにしたい。最後に変わった撮り方をご紹介して締めくくりとさせて頂く。

ヤナギ

風に揺れる早春のヤナギの芽吹き、誰でも撮りたくなる被写体だがこのしなやかな美しさを表現するのは結構難しい。作例は実験的なこころみである。暗いバックを選んでヤナギの一部を切り取った。露出を絞りかつレタッチでコントラストを極端に強めて枝のカーブを強調してみせた。木の幹すらバックに沈んで見えず、しだれ枝の質感は失われてしまったがこれはこれでシュールなパターンとして見られるのではなかろうか。
c0068924_21455683.jpg

梅が枝

ここでは梅が枝の実体はほんの一部しか写っていない。写っているのは昔風の白壁に映る梅が枝の影である。でもそれが故に梅が枝の繊細な枝振りの全容がかえって強調出来たように思う。
c0068924_21575873.jpg

長屋門

最後にお見せするのはごくまともな写真である。旧家の長屋門の屋根から覗く中庭のハクモクレン、変な撮り方でも何でもないが屋根越しに見える木の上部が屋根瓦とマッチして格調ある趣きをかもしている。これは被写体そのものが持つ魅力である。写真はやっぱり足で撮るものと言うべきかもしれない。初心に戻れというのは写真でも本当らしい。
c0068924_2230544.jpg

[PR]
by namiheiki | 2008-12-22 22:34 | デジカメ談義
木を撮る(5) >>