引算・その3

引算の良い作例があったので追加したい。

3月末に撮った公園の枝垂れ柳、この時期の柳は萌黄色の小さな花穂をつけていち早く春の訪れを知らせてくれる。早春の日ざしを斜めに受けて風に揺れる姿は美しい。その繊細な枝ぶりはごちゃごちゃしたバックでは死んでしまう。でもなかなか暗いバックが見つからない。仕方なく柳の木から30メートルほど離れた位置にある高さ数メートルの日陰になった石垣を利用することにした。柳のバックにこの石垣を画面一杯に入れ、かつ柳をなるべく多く入れるためにはさらに数十メートル離れた位置から超望遠で狙うしかない。残念ながらそれでも柳はごく一部しか入らなかった。それに風で揺れる被写体なので高速シャッターを切る必要もある。ちょっと迫力には欠けるが風に吹かれて揺れる枝の躍動感はある程度出たと思う。偶然入り込んだツグミが単調な画面にアクセントをつけてくれた。

PCで見てみるとふらふらにコントラストの悪い画像だった。しかしそこはデジカメ、レタッチでコントラストをたっぷりつけて誤魔化した。望遠で注意すべきは被写体とレンズの間の空気の層が厚くなるために、逆光ではとくにこういうヘイズが起こる。その辺をうまく逆に利用すると幻想的な写真が撮れるのかもしれない。
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by namiheiki | 2005-05-30 17:32 | デジカメ談義
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