彼岸花の幻想

彼岸花は不思議な花である。何も無かった所にある日突然真っ赤な花を咲かせているのに気づく。それが毎年の事なのに何時もまったく唐突な感じを受ける。Red spider lilyという英語名はこの花にぴったりな感じがする。

地下茎で夏をやり過ごし夏草が勢いを失う今頃になると長い花茎を伸ばしてあっという間に花を咲かせる。花の後は競争者があまりいない秋から冬、花には似つかぬベルトのような葉が茫々と生えて根に栄養を貯えて春には消える。これは自然界のニッチを巧みに掴んだ彼岸花の戦略なんだそうである。

昔は田んぼの畦によく植えられていたが、これは彼岸花の殺虫殺菌作用を期待してのことだったらしい。この花の赤は色づいた稲の黄によく似合う。見沼にはこんな場所が残っている。今年はD70に60ミリのマイクロニッコールをつけて撮ってみた。バックが大仰にぼけて小型CCDデジカメとは違ったちょっと幻想的な風景になった。
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by namiheiki | 2005-09-17 22:17 | デジカメ談義
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