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春の日光植物園

冬の間クローズしていた日光植物園が春の訪れとともに4月15日開園した。春を求めてゴーバック!ゴールデンウィーク直前の4月28日園を訪れた。初夏や秋に来たことはあるが春は始めてである。

日光連山の水を集めて奔流となって流れ下る大谷川の渓谷、憾満が淵に望む変化に富んだ広大な敷地に園はある。自然の景観を生かした環境に自然のままに高山植物を中心とする多彩な植物が息づいている。

この植物園は東京大学小石川植物園の分園として1902年に創設された。その後田母沢の大正天皇の御用邸の敷地の一部を下賜されて現在の姿になったという。約2200種の高山、亜寒帯、温帯の植物が蒐集保存されている。

園内に足を踏み入れると木々の新鮮な香りと静寂が迎えてくれる。見晴らしの良い中央の広い庭園の前には鳴虫山をバックに桜の木を配した如何にも日光らしい風景が広がっている。
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反対側に目を転ずると残雪の女峰山をバックに瀟洒な研究棟が建つ。ちょっとエキゾチックな風景である。こんな所で研究出来るなんて羨ましい。
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桜と一緒にツツジが盛りだった。ヒカゲツツジ、ナンゴクミツバツツジ、ヤシオツツジなど平地ではお目にかかれぬ種類だった。山のツツジは色が淡白、半透明で繊細な美しさがある。
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園内のいたる所に見事なニリンソウの群落が見られた。苞葉は白いだけではなく裏面に微妙な淡い紫紅の翳があって気品を際立たせている。
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ミヤマカタバミの群落も目を惹いた。同じカタバミでもどうして山の花は品があって美しいのだろうか?
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湿地の池にはちょっと遅かったが水芭蕉が咲いていた。池面をエンコウソウの強烈な黄色が彩っていた。ちょっと珍しい黄色いアメリカミズバショウも咲いていた。でもミズバショウはやっぱり白が良い。
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その他目ぼしい野草をあげてみる。
ヤマエンゴサク ケシ科で平地に咲くムラサキケマンに似るが背丈ははるかに低いし、花数も少ない。でもその色はなんとも言えず絶品である。
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フデリンドウ 春咲きのリンドウでそれも最初の一輪と見受けた。
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ハイムラサキ(這い紫)、ムラサキ科で青みのものと赤みの花が混じっているのが面白い。
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ショウジョウバカマはちょっと時期が遅く色が褪せていた。
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ヒトリシズカ 最後になったが義経の妻で数奇の運命を辿った静御前の名を冠した楚々たる花、四枚の暗色の葉に包まれて蕚も花弁も無い物悲しい姿だった。もう数日して葉が開くと優雅な舞い姿になるのかも知れぬ。
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この他カタクリ、コキンバイ、タンチョウソウ、トキワナズナ、ミツバオウレンなどもカメラに収めたが又の機会に譲ることにしよう。一日かけても園の植物のすべてをを見尽くすことは出来ない。
帰りは清滝のやしおの湯につかり快い疲れを癒した。清滝はソメイヨシノが満開を迎えていた。植物園入園料330円、温泉入浴料300円、それにビール代少々の清遊だった。
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by namiheiki | 2006-05-02 15:52 |